実印は印鑑の中でもっとも大切なものです。
というのも、実印はあらかじめ市町村役場で登録し、印鑑証明を交付してもらわなければならず、家や土地といった不動産の売買や、自動車の購入などにも使われるからです。
一般的には、男性の場合は15ミリ以上で、女性は13.5ミリ以上のものを使うと良いと言われていますが、印面が8ミリから24ミリの中に収まれば問題はありません。
住民登録と同じ氏名で作成すると決められていますが、特に女性の場合は、結婚すると姓が変わってしまう可能性があるので、あらかじめ名前の方で作っておくと、そのまま使用できてとても便利です。
特殊な書体だったり、逆にどこでも買えるような単純なデザインのもの、圧力をかけると変形する、欠けやすいといったものは、役所で断られることもあるのですが、仮に認められたのだとしても、大量生産されているタイプの印鑑は、偽造されてしまう危険があるので避けた方が無難です。
ちなみに会社の代表者のものは、法務省で登録します。
印鑑は普段使わない分必要に迫られて急に用意することが多いようです。
そうでもないとなかなか作る機会のないものなので仕方がない部分はありますが実印にしろ、銀行印にしろ一本あれば十分なものだからこそこだわって気に入るものを作りましょう。
あまり気にしていない方も多いのですが、使える書体や横書きなのか縦書きなのかという文字の配置、姓だけにするのか名前もいれるのかそれともどちらもいれるのかなど選択肢は意外とたくさんあります。
どこで作成してもらうかということについても、ネットに個人商店と選ぶことができますができれば仕上がりイメージを見せてくれるところで作りましょう。
実物を見たら自分かイメージしたものと違うというのは避けたいところです。
ネットで作ったら同じ印影のものをいろんな人が持っているのではないかという疑問を持つ方がおられますがこれについては問題ありません。
法律上同じ印影のものは作ってはいけないことになっているからです。
世界で一本しか存在しないものだからこそしっかりこだわって気に入るものを作りましょう。
2017/11/2 更新